FXスキャルマスター!超短期デイトレード手法【検証とレビュー】
第 2 位
第 5 位
王道ロジックを採用した順張りスキャル
2009年の10月から販売されていて、今でも売れ続けているロングヒット商材です。オリジナルインディケータとPDFマニュアル(全113ページ)で構成されています。
『FXスキャルマスター!超短期デイトレード手法』のロジックは、王道のトレンドフォロー系のスキャルです。シグナル点灯型ではなく、チャート上に描写されるインディケータの状況を目視で判断してエントリーやエグジットを行います。従いまして半裁量・半シストレの商材といえます。
大きな時間足(5分足)でトレンドを確認し、小さな時間足(1分足)でエントリーを行います。順張り系のスキャルですので、小さな利幅だけでなくトレンドに載ったときの大きな利幅も十分に狙えます。
エントリーパターンは、押し目・戻しの大きさに応じて3パターン紹介されています。ルールは明確ですので迷うことはないでしょう。エグジットルールも明確で、エントリーパターン毎に複数のエグジットルールを使い分けます。
複雑なルールに思えますが、後で説明するオリジナルインジケータのビジュアル描写のおかげで、視覚的にタイミングを容易に判断できるようになります。また再現性も高く、初心者の方でも取り組みやすいため、結果を出しやすい商材です。
独特なビジュアル描写で相場を把握
「ツチノコ」と「ゲジゲジ」
『FXスキャルマスター!超短期デイトレード手法』の一番の特徴は、MA-originalというオリジナルインジケータによるチャート描写でしょう。MA-originalは2本の移動平均線の乖離部分に色を付けたもので、この商材では「ツチノコ」と呼んでいます。この「ツチノコ」の胴体の部分の色や膨らみを確認して、5分足のトレンドの方向・強さを判断します。
そしてこの「ツチノコ」に「ゲジゲジ」と名付けた平均足も重ねて表示します。さらにサブウィンドウにRCIを2本(長期と短期)表示させます。『FXスキャルマスター!超短期デイトレード手法』では、この「ツチノコ」「ゲジゲジ」、2本の「RCI」が描写するパターンで、エントリーのポイントを可視化し、タイミングを捉えます。
チャートがビジュアル化されていて相場状況をひと目で捉えやすく、初心者でも判断に迷うことは少ないと思います。
5分足でトレンドの方向性と強さを確認し、1分足でタイミングを取ってトレードを行うので、スキャルピング的な要素が強いですが、より大きな時間足にずらしても問題なく使えます。たとえば、5分足の替わりに30分足を使い、1分足のかわりに15分足を使うなどです。
「ダマシ」は避けられない
トレンドフォロー系の商材ですので、ダマシは避けられません。特に、レンジからトレンドへの移行期や、トレンドの終焉期などのグダグダした状態の時にはダマシを連発します。やはりシグナルの見極めが、この商材を生かせるかどうかのポイントになります。この部分は、練習を積んで身に付けていくしかないでしょう。
この商材が威力を発揮するチャートパターンや時間帯などを、デモトレードで十分に把握してから実戦に入るべきですね。
明確なトレンドが発生しているときの、小さな押し目や戻しを狙う「エントリーパターン1」であれば、比較的低リスクでトレードすることが可能です。ただ、このような明確なトレンド発生時は、誰でもどんな手法でも比較的簡単に利益を取れます。
リスクの低いエントリーパターン1だけでなく、よりハイリスクで大きな利幅を狙えるパターン2、パターン3のエントリールールを、状況に応じて使いこなせるようになることで、この商材の本当のポテンシャルを引き出せるはず。
丁寧に解説されたマニュアル
非常に丁寧に作られたマニュアルです。前半はメタトレーダーのインストール・設定方法について、かなりの紙面を割いて説明してあります。始めてメタトレーダーを使う方でも迷うことはないでしょう。『FXスキャルマスター!超短期デイトレード手法』のマニュアルはしっかりと章立てしてあり、随所に画像も入っているので、複雑になりがちなルールも理解しやすいです。
また、1章を割いてトレンドとレンジについての丁寧で詳しい説明があり、初心者の方は理解が深まるはずです。初心者の方に限らず、中級者以上の方も復習・再確認の意味で読まれることをオススメします。
マニュアルの最後には、ボリューミーなQ&Aがあり、内容は非常に実践的です。ただ、 資金管理に関してほとんど触れられていないのが残念です。
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